2020-03-31T16:50:38+09:00
SheepShaver をセットアップした話
懐かしの Mac OS 9 を動かしたくなって、PowerMac エミュレータである SheepShaver をセットアップした。
動かした所感としては、まあまあ、使える。マウスカーソールの動きが若干遅れるけど、マウスクリックが効かなくなって何度か強制終了せざるえなくなったけど、ちょろっと使う分には許容範囲。その中で、生活する気にはなれないけど、昔のデータを確認したり、ノスタルジーに浸る分には十分です。
そもそもの動機は、Mac OS 9 以前に作ったスクリプトのソースを覗きたかったこと。先日、Save Clipboard というクリップボードの内容にファイルに書き出すスクリプトを公開した。Mac OS 9 時代は、同じ用途の Clipboard Saver というのを公開していた。この昔のスクリプトでは、結構な数のスクリプティング機能追加を利用している。一体何のために、3つものスクリプティング機能追加を使っていたのか、確認したくて。
結果、書き出したファイルのクリエータコードとタイプコードを決定するために四苦八苦していることがわかった。Mac OS 9 までは、ファイルの拡張子に対して、デフォルトアプリケーションが関連付けされる仕組みはなかった。クリエータコードをファイルに設定しないと、ファイルを開くアプリケーションが決まらないので、データタイプに応じたクリエータコードとタイプコードを Internet Config を通じて取得していた。
クリエータコードが無視されるようになったのは Mac OS X 10.6 から。クリエータコードの変更で開くアプリケーションを自由に制御できるの仕組みは Mac ならではの便利機能だと思っていたので、無視されると聞いた時には悲嘆にくれた。しかし、拡張子ですべてを決定してしまう事は、プログラム側からは世界はずいぶんシンプルになり、いまさらながら悪くないかもと思えるようになった。
SheepShaver に興味がある人のために、ソフトウェアの入手先やセットアップの仕方のリンクをまとめます。
SheepShaver 以外の必要なソフト(Mac OS インストール CD イメージと Mac OS ROM)のダウンロード先と、インストール、セットアップについては、以下に全て書かれています。
結構な長文だけど、ちゃんと隅から隅まで読むことをオススメします。そうしないと、どこかで落とし穴にハマるかも。
日本語のキーボードの設定に関して、次のページが参考になりました。
上記のサイトで、Macintosh Garden という宝の山のホームページをしった。古い OS やソフトのインストール CD がダウンロードできる。ライセンスとしては違反しているのかもしれないけど、もういいんじゃないかと思う。