2012-03-22T01:00:08+09:00

QuickFileType のアップデートを準備中

現在、QuickFileType のアップデートを準備している。QuickFileType はファイルのクリエータコードとタイプコードを表示/編集するアプリケーションです。

クリエータコード/タイプコードは、Mac OS X 10.5 まで、ファイルとアプリケーションの関連付けに用いられていたファイル属性です。このファイル属性のお陰で、拡張子に依存しないアプリケーションとファイルの関連づけを行えていたのですが、Mac OS X 10.6 以降は、無視されてしまうようになりました。

想像するに、クリエータコード/タイプコードの存在を知らないユーザーにとっては、Windows といろいろ違うので、アプリケーションの関連付けの仕組みがよくわかんね〜という混乱を招いていたんじゃないだろうか?そんな声が上がってくると、クリエータコードはないことにしてしまえ、という気持ちは分からないでもない。

でも、古くからのユーザーにとってはすごくショックだった。Mac OS X からファイルの拡張子もアプリケーションとファイルの関連付けに用いられるようになりましたが、クリエータコード/タイプコードのお陰で、アプリケーションの関連付けがすごく柔軟だったに。でも、すごく複雑で、まともに理解してる人は極めて少なかったと思う。

その辺の仕組みを詳しく説明したことがある。

Mac OS X 10.6 から、クリエータコードはお役目ごめんという感じですが、やっぱり過去との互換性を保つ必要はありますから、アプリケーションはファイルへのクリエータコードの記録はされ続けますし、クリエータコードからアプリケーションを特定する仕組みは失われていません。QuickFileType のサービスメニュー「クリエータで開く」を用いれば、クリエータコードで指定されたアプリケーションでファイルを開くことができます。

QuickFileType もお役目ごめんになるかと思いましたが、微妙にニーズがあるようです。そんな中、wakaba さんが、QuickFileType のアイコンをアップデートしてくれました。これを機会に、細部に手を加えアップデートします。

なんと、きめ細やかな質感の絵柄であることか、すでに寿命を迎えた QuikcFileType にはもったいない。

もう、大幅な機能アップはあり得ないけど、ニーズがある限り保守は続けていこうと思っています。