2012-06-11T17:59:53+09:00
git を使ってみた感想(Subversion と比較して)
僕は、XCode で開発するソフトのコードは、Subversion を運用してバージョン管理している。そんな自分が、git を使ってみた感想を披露するぜ。バージョン管理の導入を検討している人の参考になれば幸いです。
正直、つい最近まで git のような分散バージョン管理システムのご利益は理解できなかった。Subversion で特に不自由していなかったし。分散バージョン管理システムは、大規模な共同作業によってソフトを作り上げる際に役に立つみたいな解説がほとんどだし。
でも、使ってみた結論として、自分のように個人での利用には Subversion のような集中バージョン管理システムより、 git のような分散型の方が圧倒的に向いていることに気付いた。
Subversion で何がめんどくさいかというと、レポジトリをどこかに用意しなければ行けないこと。そして、そのレポジトリのどこにプロジェクトを登録するか考えなければ行けないこと。git なら、こういうことを考える必要がない!!
なぜなら、現在作業しているプロジェクのフォルダの中にレポジトリを作ってしまうから。作業フォルダの中で git init を実行すれば、もうバージョン管理が始まっているぜ。レポジトリは、作業フォルダの .git の中に作られる。Subversion のように、登録するレポジトリとレボジトリのどこに登録するか検討して、import してからcheckout して working copy 用意する、という煩わしさがいっさいないぜ。
Subversion だって、ワーキングコピーごとにレポジトリを作って、並べておいておけばいいじゃないかと言うかもしれないけど、レポジトリの場所は動かしちゃ駄目だぜ。git は wroking tree とレポジトリが一体になっているような状態だから、working tree/レポジトリの場所は動かし放題。
まあ、知っている人には当たり前のことかもしれないけど。