2013-02-27T15:29:09+09:00

TeX Tools for mi のアップデートを開発中

現在、TeX Tools for mi のバージョンアップの作業を行っている。ちなみに、TeX Tools for mi はエディタ mi で LaTeX の統合環境を実現するツール群です。

リファレンスパレットとツールパレットのリニューアルを行っています。

まず、リファレンスパレットはこんな感じになります。

アウトラインリストの各ノードにアイコンをつけました。ちょっとは見栄えが良くなったかな。ちなみに、書類ノードをダブルクリックすると、そのファイルを mi でアクティブにします。ラベルノードをダブルクリックすると、そのラベルの reference が挿入されるのは今まで通り。新規機能として、ラベルノードをコントロールキーを押しながらダブルクリックすると、そのラベルが定義している場所を mi で表示します。

次に、ツールパレット。

こちらも、見栄えは大分良くなったと思うのだけど、どうかしら?前のバージョンのツールパレットはただボタンを並べただけだけど、こちらはツールバーを利用して作りました。ツールバーだけのウインドウと言う奇天烈な代物です。右クリックから「ツールバーをカスタマイズ...」で使わないボタンをはずしたりできます。

さて、TeX Tools for mi は、未だ AppleScript Studio アプリケーションです。これの保守を続ける為に、僕のメインマシンは Snow Leopard からアップグレードできないでいます。なんとか、AppleScriptObjC に移行しようと模索中です。

AppleScript Studio で GUI を制御している部分のコードは、AppleScriptObjC には全く移行できない。完全に書き直しになる。どうせ書き直すなら、Objective-C の方が何かと都合が良い。というわけで、今回リニュアルされたツールパレットとリファレンスパレットは、Objective-C で実装しています。AppleScript Studio に依存している部分を極力 Objective-C で書き換えて、AppleScript と Objective-C の間でのやり取りの部分だけに AppleScriptObjC を使うという方針です。

今回の開発作業で、ほぼ AppleScript Studio の依存部分を排除できました。次のバージョンで AppleScriptObjC に移行する予定です。そうすると、Mac OS X 10.6 以降でないと動かなくなっちゃうのが残念ですが、いかんともしがたい。

だいたい実装はすみました。今しばらく使い込んで、マニュアルを更新したら公開です。マニュアルが大分陳腐化しているので、こちらもリニューアルしたいので公開はもうちょっと先になりそうです。