Rename It
Rename It とは
前面のアプリケーションで開いているファイルの名前を変更するアプリケーションです。Finder が最前面のアプリケーションの場合は Finder で選択されている項目の名前を変更します。
ファイル名は重要です。内容を表す名前にしておかないとと後で見つけるのが大変になってしまいます。検索する際にも不便です。たとえば、何らかのファイルを編集していて、ファイル名を変更したくなったとしましょう。すると、
- ファイルを保存
- ファイルを閉じる
- Finder でファイル名を変更
- 再度、開く
という手順を踏むかと思いますが、めんどくさいですね。Rename It はこのプロセスを自動化します。
OS X 10.8 からプロキシーアイコンでファイル名を変更できるようになりましたが、アプリケーション側の対応が必要であり、すべてのアプリケーションで行えるわけではありません。
前面の書類を対象にしますから、バッククグラウンドアプリケーショーンとして動作します。起動しても、Dock にも表示されず、前面のアプリケーションも切り替わりません。
なんらかのランチャーユーティリティーから実行する必要があります。
デモムービーをご用意しました。Rename It がどんな風に役に立つか分かっていただけると思います。
必要なシステム
- OS X 10.10 以降
- OS X 10.14.6 で開発/テストをしています。
- GUI スクリプティング
- システム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」パネルの「プラバシー」タブのアクセシビリティに登録されている必要があります。
GUI Scripting を有効にする
アクセッシビリティ機能によるコンピュータの制御(GUI スクリプティング)が許可されている必要があります。GUI スクリプティングが許可されいない場合は起動時に、GUI スクリプティングの許可を求めるダイアログが表示されます。
ここで、「システム環境設定を開く」を押すと、システム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」パネルの「プラバシー」タブのアクセシビリティに起動したアプリケーションが追加されています。チェックボックスを ON にしてください。
更新履歴
- 1.1.1 -- 2020-05-10
- App Notarization に対応。
- 大文字小文字の変更ができない不具合を修正。
- その他、内部の変更。
- 1.1 -- 2018-09-26
- OS X 10.10 以降が必要
- スクリプティング機能追加への依存を無くした。
- コード署名を追加。
- 1.0.9 -- 2011-02-23
- デスクトップフォルダ、ライブラリフォルダ、書類フォルダ、アプリケーションフォルダ、システムフォルダなどシステムの動作に関連するフォルダの名称変更をできないようにした(fix さん、ありがとうございました)。
- 1.0.8 -- 2011-02-15
- 1.0.7 -- 2010-09-15
- 拡張子がない項目の名前を変更しようとすると正しく動作しない不具合を修正。
- 1.0.6 -- 2010-07-08
- 1.0.5 -- 2009-10-29
- Finder が前面で、Finder の環境設定で「すべてのファイル拡張子を表示」を ON の場合、エラーが発生する不具合を修正。
- SmartActivate を使うようにした。
- 日本語のローカライズリソースを追加。
- 1.0.4 -- 2009-05-16
- 前面の書類が未保存の書類の場合、2番目の書類が対象に成ってしまう不具合を修正。
- アプリケーション形式にした。
- 1.0.3 -- 2009-02-19
-
- Mac OS X 10.5 で Finder が前面にある時に実行すると、エラーが発生する不具合を修正。
- 1.0.2 -- 2009-01-29
- Cocoa アプリケーションで開いているファイルにたいして実行するとエラーが起きる不具合を修正
- 1.0.1 -- 2008-11-10
- 1.0 -- 2008-04-18