Trash It
前面のアプリケーションで開いているファイルを閉じてゴミ箱に捨てる AppleScript です。Spotlihgt メニューやスクリプトメニューなどから実行してください。
アプリケーションで開いているファイルをゴミ箱に入れたくなることは、ときどきありますよね。例えば、Web からダウンロードしてきた PDF ファイルが見当違いのものであったとか、文書/コードを書き始めてやっぱやめたと思ったときとか。
Finder でそのファイルが表示されていればいいですが、そうでなかったら次のようなステップを踏むことになると思います。
- 書類ウインドウのプロキシアイコンを使って、Finder でファイルを表示させる。このとき、アプリケーションが Finder に切り替わる。
- 書類を開いているアプリケーションに戻って、ファイルを閉じる。
- Finder にもどって、閉じたファイルをゴミ箱にいれる。
Trash It は上記の手順を一発で行います。
最前面の書類を対象にしますから、バッククグラウンドで実行しなければなりません。そのため Trash It はバックグラウンドアプリケーショーンとして制作されています。起動しても、Dock にも表示されず、前面のアプリケーションも切り替わりません。
なんらかのランチャーユーティリティーから実行する必要があります。
- Spotlight から実行する。
- スクリプトメニューから実行する。
- Dock に登録して実行する。
- LaunchBar で実行する。
もし、間違ったファイルをゴミ箱に捨ててしまっても Finder の「編集/取り消す」メニューを実行することで速やかに元に戻せます。
更新履歴
- 1.2.2 -- 2020-02-20
- App Notarization に対応
- ファイルをドロップするとエラーが起きる不具合を修正
- その他、内部の変更。
- 1.2.1 -- 2018-07-24
- 前面のアプリケーションが Finder の時にエラーが発生する不具合を修正。
- 1.2 -- 2018-07-21
- OS X 10.10 以降が必要
- スクリプティング機能追加 SmartActivate.osax と URI Escape.osax を不要にした。
- デスクトップフォルダ、ライブラリフォルダ、書類フォルダ、アプリケーションフォルダ、システムフォルダなどシステムの動作に関連するフォルダの操作対象から除外するようにした。
- コード署名をつけた。
- 1.1.2 -- 2009-11-03
- Finder が前面で、Finder の環境設定で「すべてのファイル拡張子を表示」を ON の場合、エラーが発生する不具合を修正。
- SmartActivate を使うようにした。
- 日本語のローカライズリソースを追加。
- 1.1.1 -- 2009-05-16
-
- 前面の書類が未保存の書類の場合、2番目の書類が対象に成ってしまう不具合を修正。
- アプリケーション形式にした。
- 1.1 -- 2009-01-22
- 名前を Trash It にした。
- Close and Delete PDF を発展させて、任意のアプリケーションで開いているファイルを閉じてゴミ箱に入れれるようにした。
- 1.0 -- 2005-09-25
- 初公開