activate
指定したアプリケーションプロセスの最前面のウィンドウだけを前面に持ってきて、フロントプロセスに切り替えるコマンドラインツールです。
通常、前面のアプリケーションを切り替えると、アプリケーションすべてのウィンドウは前面にでてきます。例えば、 Dock でアプリケーションを選択したり、AppleScript から activate イベントの送信すると、そのプロセスのすべてのウィンドウが前面に出て来てしまいます。しかし多くの場合、対象としているウィンドウは1枚だけですから、よけいなウィンドウが前面に出て来て画面を覆い尽くしてしまうのは避けたい物です。activate コマンドはそんな問題を解決します。
インストールは、実行ファイルを適当な場所にコピーして下さい。環境変数 PATH に含まれている directory にコピーするのがいいでしょう。
書式は以下の通りです。
activate [-t] [Creator Type] [-i] [Bundle Identifier] [Process Name]
- Process Name
- プロセスの名前。多くの場合メニューバーで表示されるInformationション名。
- アプリケーションバンドルの Infomation property list file での "CFBundleName" の値。
- Creator Type
- 4つの文字で表されるアプリケーションのクリエInformation。
- アプリケーションバンドルの Infomation property list file での "CFBundleSignature" の値。
- Bundle Identifier
- アプリケーションバンドルの Infomation property list file での "CFBundleIdentifier" の値。
すべてのパラメータを指定する必要はありません。どれか一つだけ設定すれば良いです。複数のパラメータを設定した場合はすべての条件にマッチしたプロセスをフロントプロセスにします。
「Process Name」は言語環境によってローカライズされる事があるので、「Creator Type」や「Bundle Identifier」を使うのが良いでしょう。
指定したアプリケーションプロセスの activate に成功すると、exist status 0 で終了します。指定したアプリケーションプロセスが見つからない、引数が間違っている等の理由で、 activate に失敗すると exit status 1 で終了します。
更新履歴
- 1.1.2 -- 2010-12-17
- SmartActivate.osax から独立したパッケージにした。
- Mac OS X 10.4 で動作するようにした。