InferiorTerminal は AppleScript から送られてくるシェルコマンド実行専用ターミナルを用意するライブラリです。
InferiorTerminal は常に指定された名前のターミナル(デフォルト値 : * Inferior Terminal *)にコマンドを送ります。
ターミナルでコマンドを実行する AppleScript がいくつかあったとします。スクリプトが実行されるたびに新しいターミナルウインドウを開いていると、無駄に多くのターミナルウインドウが開かれてしまいます。このライブラリを使えば、常に一つのターミナルウインドウを使い、ウインドウが散らかることを防ぐことができます。
このライブラリで確保される AppleScript 用ターミナルを視覚的に区別できるようにするために、専用のプロファイル「Inferior Terminal」が適用されます。プロファイル「Inferior Terminal」が存在しない場合は、デフォルトプロファイルをコピーして生成されます。
ターミナル.app の「環境設定」の「プロファイル」ダブで、プロファイル「Inferior Terminal」をカスタマイズすることによって、ターミナル「* Inferior Terminal *」の見た目をカスタマイズにできます。
使用されるターミナル名およびプロファイル名は、コンストラクタ make_with を使うと指定できます。
InferiorTerminal とあわせてインストールしてください。
InferiorTerminal の詳細なマニュアルは、InferiorTerminal.scptd のバンドル内に Help Book として収められています。
OpenHelpBook.scptd をインストール後、スクリプトメニューから InferiorTerminal を実行してください。ヘルプビューアでマニュアルが表示されます。
なお、Help Book は AppleScriptDoc で生成およびセットアップをしています。
InferiorTerminal.scptd は、
ホームフォルダ/ライブラリ/Script Libraries/
もしくは、
/ライブラリ/Script Libraries/
にコピーしてください。