ModuleLoader 独自の機能

ModuleLoader は、AppleScript Libraries の構文や機能を使わなくても動作します。ModuleLoader 独自の構文を使うことにより、次のModuleLoader 独自の機能を使うことができます。

Script Librareis 以外への柔軟なライブラリの配置
- Scripts/Modules フォルダ
- set_additional_paths, prepend_path コマンド
- Local Loader
詳細なバージョン指定
アプレット、ドロップレット、AppleScript ソースコードファイルをライブラリとして扱う
ロード時のハンドラの実行

読み込むライブラリの指定

AppleScript Libraries の use 構文

use LibraryName : script "LibraryName"

の代わりに、

property LibraryName : "@module"

と、property でライブラリを指定することができます。property の名称でライブラリ名を指定して、property の値として "@module"で始まる文字列を設定することによって、その property にライブラリを読み込むことを指定します。

            property 
						LibraryName
						 : "@module GreatLibrary"

と言うように property 名とは別にライブラリ名を指定することもできます。

バージョンの指定も行えます。詳細は xxx を参照してください。

property SimpleTextLib : "@module"

property _ : script "ModuleLoader"'s setup(me) -- load library at compile-time.

SimpleTextLib's replace_text("How now brown cow", space, "-")

-- result : How-now-brown-cow

"@module" 構文を使用して、読み込みライブラリを指定した場合、AppleScript Libraries の「Library/Script Libraries/」フォルダに加えて「Library/Scripts/Modules」の中も、ライブラリを探します。優先順位は次の通りです。

ユーザー領域：

システム領域：

から、ライブラリを探します。優先順位も上の通りです。ライブラリとして扱いたいスクリプトファイルやスクリプトバンドルをこの中に配置してください。

もっぱら「 Script Libraries 」を使うといいでしょう。ModuleLoader に依存したライブラリだけを、Scripts/Modules に置くと良いと思います。

他にも、ModuleLoader を使えば、AppleScript Librareis がライブラリとして扱えない、AppleScript ソースファイル(.applescript)やアプレット、ドロップレットなど、スクリプトエディタが保存できるものならなんでもライブラリとして扱うことができます。

つまり、AppleScript Libraries でライブラリとして扱える、

に加えて、

もライブラリとして扱えます。