まずは、mi で TEX モードの書類が開かれていて、そこには正しく LaTeX のソースコードが書かれているとします。そのファイルは「.tex」の拡張子がついており、ファイル名に日本語が含まれていないことを確認してください。ファイル名がこれらの条件を満たしていないとタイプセットできません。
TeX ソースファイルをタイプセットするために、platex コマンドを実行します。ツール「タイプセット」を実行してください。自動的に、「* TeX Console *」というタイトルのターミナルが開かれ platex コマンドが実行されます。
ツール「タイプセット」実行時にアプリケーション「TeXBridge」が起動します。このアプリケーションはコマンドの実行を仲立ちするアプリケーションというだけでなく、TeX Tools for mi の各種設定を行うことができます。
ターミナル「TeX Console」は、その後、platex コマンド の実行だけでなく、dvipdfmx や ebb 、xdvi などの実行に利用され、自動的に閉じられることはありません。ターミナルの色の設定は設定ウィンドウで変更することができます。ターミナルウィンドウの「* TeX Console *」というタイトルが重要です。このタイトルのターミナルでコマンドが実行されますので、変更しないようにしてください。なお、ターミナルの文字コードは UTF-8 に自動的に設定されます。
タイプセットが終了したら、生成されたログファイルを解析し、エラーがあれば、mi のインデックスウィンドウ 「TeX Compile Log」にエラー内容と箇所が表示されます。
ウィンドウ「TeX Compile Log」で、エラーを示している行をダブルクリックすると、ソースコードのエラー箇所にジャンプすることができます。
graphicx パッケージ及び \includegraphics コマンドを使って、EPS ファイルや PDF、PNG、JPEG ファイルを挿入することができます。しかし、PDF、PNG、JPEG ファイルは BoundingBox 情報を ebb コマンドを使って .bb ファイルに書き出す必要があります。
TeX Tools for mi の ツール「ebb を実行」を使えば、編集中のファイルで挿入されているグラフィクファイルすべてに対して自動的に ebb コマンドを実行することができます。
なお、グラフィックファイルのファイル名および、TeX ソースファイルの間の相対パスに日本語が含めることはできません。
ちなみに、iNOUE Koich! さんの mediabb.sty を使うとタイプセット中に必要に応じて、ebb を実行してくれて、ebb を いちいち手動で実行する必要がなくなます。
\label や \ref コマンドによる相互参照に変更があった時、2回タイプセットしないと、その変更は正しく反映されません。TeX Tools for mi は相互参照の変更があったときだけ自動的に2回タイプセットさせることができます。設定画面で自動的に2回タイプセットするかしないかを設定することができます。
なお、「すばやくタイプセット&プレビュー」ではこの機能は無視されます。
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