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Pick up OSAX

私が良く利用させて頂いているFreewareのOSAXのをpick upしてご紹介したいと思います。

特に、私が括目すべきと感じている機能に焦点をあてたいと思います。


Dialog Director

Scriptにある程度のGUIを与えてくれるOSAXです。

所詮、Dialogしか表示できないのですが、Dialogとしてならかなり高機能な物を作る事が出来ると思います。OSAXとしては、すべての機能を使うのが難しいほど、すさまじい高機能を誇っています。button,text fieldなどは、当たり前。標準で付いてくる、OSAXであるdisplay dialogのように、けち臭い制限はないです。

popup list,check box, list box, icon buttonなど、思い付く限りのdialogの要素が扱えます。また、windowの種類もModal Dialogだけでなく、Documentのようなwindowから何とFloating Windowまで使えます。複数のDialogを表示したり、userの入力に対してDinamicにDialogの構成を変えたりと、至れり尽せりです。 そのぶん、使うのがめんどくさい部分もありまし、これだけ高機能でも不足を感じる事はあります。それでもこのOSAXを使いこなせばScriptの幅が、ぐっと広くなると思います。私が公開しているScriptにはたいてい使っています。

これがFreeなどとは、まだ神様は私達を見捨てていないと言う事でしょうか?これを見逃したら、バチがあたります。でも、最近updateされていないですね。。。みんなで作者の方をpushしましょう。


Akua Sweets

200以上ものコマンドを持った、超強力、超巨大なOSAX。当然、そのコマンドの種類は非常に多岐に渡っており、なんでもありありです。ファイル処理から、テキスト処理は当たり前、プロセス、リスト、さらには画像、HTMLを扱うコマンドもあります。簡単な(それでも標準の環境よりはるかにリッチな)GUIを構築することもできるみたい。画像を処理できるというのは、他にはない機能です。たとえば、jpeg fileからその画像を読み取って縮小し、カスタムアイコンとして張り付けたり。。。なんてこともできます。

これ一本で、他のOSAXはいらね〜と行きたいですが、やはりこれほど巨大なOSAXを個人が完全に管理できるはずもなく、あちらこちらに作りかけの思った通りに動かないコマンドが散見されます。

でも、mailを送ると素早く対応してくれますし、OSAXとしてはかなり頻繁にUpdateされています。これからとっても期待できるOSAXです。

以下の機能が非常に特徴的だと思います。


Jon's Commands

昔はClipboardを扱えるOSAXとして、非常に重宝していました。Mac OS8.5からはこのJon's CommandsのClipboadに関する機能ををとりこんで、やっと標準の環境でClipboardを扱えるようになりました。

Clipboardの機能が標準機能追加に含められるようになったからと言って、このOSAXの有用性が失われたわけではありません。特に以下の機能がMust haveだと思っています。


mgrep OSAX

多国語に対応した語に対応した正規表現を使えます。正規表現がなければText処理が始まらないじゃないか、しかしそんなものはAppleScriptにはない!!もっとも、Text処理をAppleScriptでやろうと言うのは無謀な気もする!!しかし、やっぱ正規表現ぐらい欲しいじゃない。これは、正規表現を提供してくれる数少ないOSAXです。しかも、他言語に対応して当然日本語も正しく扱える。日本人ならこれを使うっきゃないでしょう。

だけどね。。。最初にMatchしたものしか返してくれないんだ。。。それとね、Matchしたものを他の文字列で置換できちゃったりするとすごく便利だと思うんだけど。。。いがいと、もう一声欲しい部分があります。どこかにPerlなみのPattern matchingの機能を提供してくれるOSAXってないんでしょうかね。当然、日本語を正しく扱えるやつ。。。


Choose Files & Folders

標準のファイル選択Dialogを表示するCommand、Choose fileはどのFolderを表示するかを指定できません。なぜでしょう。非常にむかつきます。このOSAXは、そんな私の救世主になってくれました。しかし、Navigation Serviceには対応していません。MacOS 8.5(だったけ?)から導入されたNavigation Serviceで最初に表示されるフォルダを指定するには、次のSetFileDialogFolderが有効です。


SetFileDialogFolder

Default Folderに付属のOSAXです。これをコントロールパネル Default Folderと合わせて使えば、Navigation Serviceでも最初に表示されるOSAXを指定できます。

また、標準機能追加の「choose file」や「choose folder」などで開かれるNavigation Serviceは、その場所を動かせないし、大きさも変えられませんが、Default Folderをインストールすると、なんと!!場所を動かせるようになるし大きさも変えられるという、2次的ご利益も得られます。


ICScriptor

InternetConfig CommandsというOSAXが含まれており、これを使えばAppleScriptからInternet Configのあらゆる機能にAccessできちゃいます。

う〜ん、まーべらす。でも、ちょっぴり不安定のような。。。。なんか、動いたり動かなかったりします。それさえなければ物凄く使えるのに。。。もちろん不具合のreportを出してますよ。でも、改善される様子がない。

Mac OS 8.6になって各種コントロールパネルがScriptableになったので、これを使わなければならないと言う場面は少なくなりましたが。。。でも、コントロールパネルを起動するんじゃなくてOSAXを使いたい!!


TEC OSAX

Text Encoding Converterと言うやつを利用して、TextをいろんなEncodingに変換しまくれちゃうという優れもの。何に使うかって?。。。僕は、かつてMerge PDF でちょこっと使っていただけだな。。。だけど、すごいです。


StuffIt Commands

AppleScriptから、Stuffit Archiveの圧縮、解凍ができちゃう!!Drop StuffとStuffIt Expander相当のDropletがこれを使えば簡単にできちゃいます。まあ、Drop StuffとStuffIt Expanderができる事がAppleScriptから直接にできるようになるということです。ものすごくま〜べらす。


programmer's tool

まあ、何ともいい難いOSAXですが、何と!!このOSAXを使えばAppleScriptからResEditできちゃいます。

いや、もちろん、突然ResEditがスクリプタブルになるわけじゃないのです。リソースを読み書きするOSAX(Dialog Directorに含まれるResource Utilitiesなど)で読み取ったResourceのdataをAppleScriptで扱えるように変換してくれるのです。そして、もちろんAppleScriptで扱えるdata(record)をリソースのdataに変換できます。それをResource Utilitiesなどで書き出せば、もうほとんどResEdit。

画期的な逸品のprogrammer's toolですが、重大な問題があります。こちらをご一読ください。


TextInfo OSAX

テキストデータにどんな種類の文字がどんだけ含まれているとか、そんな情報をありとあらゆる項目にわたって教えてくれます。

僕はもっぱらテキストデータのバイトサイズを求めるために使います。まあ、そんなことできるOSAXは他にもありますが、この作者の方が作られるOSAXは世にも珍しい、PowerPC nativeのOSAXなんです。


Transliterate OSAX

ほとんど無敵の文字種変換OSAXです。でも、Akua Sweetsにも同じ機能があって、そっちの方が扱いが簡単です。


WrapText OSAX

E-mailとか、WebのBBSに書き込むときとか、適当な長さで改行を入れてやらなかったりしますが、そういう用途に向けてテキストを整形してくれるOSAXです。そういった機能は普通テキストエディタが持っているものかと思いますが、外国産のやつはまともに日本語を扱ってくれなかったりします。そういった場合にこのOSAXは重宝します。なんと!!このOSAXは多言語対応だそうです。

僕は、E-mailとかBBSの書き込みのための支援ツールをこのOSAXを使ってつくっています。


Tanaka's OSAX

日本が世界に誇るScriptor、田中先生が作られたOSAXです。CGIのために作られたとのことで、File処理やText処理に関するCommandが充実しています。とてもメジャーなOSAXなんですが、Text処理など、大きめのDataを扱うようなことをしたいときは、PerlとかFrontierに逃げることにしているせいか、僕はほとんど使っていません。


Application Menu

メニューバーの一番右にあるメニュー、すなわちアプリケーションメニュー(MacOS 9以前の場合)にある、「前面のアプリケーションを隠す」、「他を隠す」、「すべてを表示」といったことと同じことができます。


Sandi's Additions

以下の文章は2000年2月くらいのもので、最近は、AkuaSweetsでこのOSAXの代用がほとんどできます。

key typeをemulateできるOSAXです。Freeでkey typeをemulateする事が出来るOSAXはこれ以外、私は知りませんし、多分この世には存在しないと思います。他にも、Fileの作成日と修正日を変更できたりとか、processのlistを取得できたりとか、なかなか使える機能が揃っております。

processのlistなど、Finderから取得すればいいいって?できれば、そうしたいんですが、Finderは、なにかと間抜けで、例えば、あるアプリケーションを起動した直後など、そのアプリケーションが起動していることにならんのです。

AppleScriptで、key typeのemulateによるApplicationのcontrolは非常に不確実なので、できればさけるべきですが、それでも最後の手段として、ぜひ手に入れておきたい一本です。AppleScriptを十分supportしていない、不届きなApplicationに対抗するためには、これを使うしかありません。


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