スクリプトファイルの先頭のコメント部分にキーワードを書いておく事によって、様々なカスタマイズする事ができます。ファイルの先頭の連続したコメント部分であれば、どこに書いても大丈夫です。
スクリプトを実行するコマンドを設定します。ご存知の通り、UnixScriptTools for mi 固有のものではなく、シェルで実行するときは解釈されてスクリプトの実行に使われるコマンドになります。ファイルの一番最初の行になくてはなりません。
UnixScriptTools for mi では、Unix スクリプトの流儀を流用してスクリプトを実行するコマンドの指定に使われます。次のツールで参照されます。
対話型プロセス用のツールの場合は、#interactive が設定されていた場合、そちらが優先されます。
#output が設定されているとスクリプト実行コマンドの後ろにその値が付け加えられます。
スクリプトの標準出力をリダイレクトしたりパイプで他のコマンドに渡したりするのに使います。
詳細は、「基本的な使い方/出力先を指定」をご覧ください。
対話型プロセスのコマンドを設定します。#! で設定されるコマンドとは別に設定したいときに使います。
対話型プロセスのプロンプトを設定します。
詳細は、「対話型プロセス/プロンプトの設定」をご覧ください。
あるファイル専用の対話型プロセスが起動しているターミナルを使いたいときに使います。
詳細は、「対話型プロセス/ファイルに占有されたターミナル」をご覧ください。
対話型プロセスにコードを入力する際に、何らかの文字をエスケープ(その文字の前にバックスラッシュをおく)が必要になるときに使います。エスケープしたい文字を AppleScript のリスト形式で指定します。
例えば、Perl デバッガの場合は、改行コードをエスケープする必要があります。その場合は、次のように設定します。
#escapeChars {return}
複数の文字を設定することもできます。タブと、引用符「"」と「a」をエスケープしたい場合は次のように記述します。
#escapeChars {tab, quote, "a"}
もし、バックスラッシュを含めたい場合は、必ずリストの最初に記述してください。リストの最初から順番にエスケープしていきますので、リストの最後にバックスラッシュがあるとエスケープのために挿入したバックスラッシュをエスケープしてしまいます。
#escapeChars {"\\"tab, quote, "a"}