TeX Tools for mi はコンパイル作業を支援するだけでなく、TeX ソースファイルの編集を効率よく行う為の入力支援機能をいくつも持っています。いずれも、適当なショートカットキーを割り当てて使用するのが良いと思います。
ツール「置換入力」を起動するとキャレットと前方の「\」の間の文字列を別の文字列で置き換える事ができます。おもに数式文字などをすばやく入力する事を目的としていますが、よく使うコマンドの省略名を登録しておくと便利だと思います。適当なショートカットキーを割り当てて使って下さい。TeX コマンドの入力スピードがかなり向上すると思います。
選択しているテキストを \begin{環境名} 〜 \end{環境名} で囲みます。起動すると「環境名」 を聞いてくるダイアログが表示されます。
選択テキストを引数としたコマンドを入力します。すなわち、 \command名{選択テキスト} を入力します。
キャレットのある環境の環境名を変更します。環境とは\begin{環境名}と\end{環境名}に囲まれる領域です。
\include や \input、\includegraphic で取り込まれるファイルを開いたり、Finderで表示したりします。
ファイル選択ダイアログで選択されたファイルパスに適切なマークアップを施して、編集の書類に挿入します。選択したファイルの種類に応じて、\includegraphics コマンドや、\input もしくは \include コマンドを自動的に使い分けます。
クリップボードからファイル参照を取得し、「ファイルを挿入...」とおなじように、ファイルの種類に従って適切なマークアップを施して書類に挿入します。
ファイル参照をファイル選択ダイアログではなく、クリップボードから取得する以外は、「ファイルを挿入...」と同じです。
選択しているタブ区切りテキストを table に変換します。
行頭に、数字( (1), (2) ...) や「*」、[label] もつ行を、enumerate もしくは itemize、description 環境に変換します。インデントレベルも再現するように変換します。